もう逝かせてあげたい・・・

うちのおじいちゃん。

癌が全身に転移し、もうどうにも痛くて堪らなくなり、入院したのが先日の話。

家に居たかったけど、痛みを感じること無く、眠るように逝くことを選択したおじいちゃん。

 

最初の数日は、見舞い帰りの私たちを、病室の外まで送りに来ていたのに、段々と痛み止めの量が増え寝たきり状態になっていきました。

目と耳で私たちを認識することは出来ても、声が出なかったり、体が動かなかったり・・・

そんな日々が続き、今現在はモルヒネで意識が朦朧としているのに、眠ることも許されず、壮絶な痛みと戦わなければならない状態。

 

 

日に日に増える「痛みを抑える為の麻薬」の量と、短くなって行く投与間隔。

それが及ぼす心臓への過酷な負荷。

生きる為の栄養補給さえも、じいちゃん自身の為ではなく、癌の増殖に力を貸すだけになるという事で、必要以上にできない。

 

 

「これはじいちゃんの望んでいたものなのか？？？」

 

 

正直そう思いました。

痛みをなんとか抑えながら、自身が癌細胞に負けるのを待つ日々みたいな感じがする。

今受けている治療は、安らかに逝けるようにという終末医療というヤツなんだろうけど、出来るならいっそのこと安楽死させてあげたいと思ってしまった。

 

 

先生が言うには、じいちゃんの命のともし火は、もってあと一週間らしいです。

でも3日もつかどうかな危険な状態。

 

もう頑張れとか、大丈夫とか、そんな言葉は要らないのかも知れない。

お空のばあちゃんトコに早く逝かせてあげたい。

出来るなら、痛みを感じることなく眠るように・・・